９２４登場、今から見るとコンパクトな５ナンバーサイズボディーのＦＲクーペ。９１４の後継機種としてアウディ１００のエンジンをベースに２ＬSOHC４気筒125HP化した物をフロントに搭載し、 ４速マニュアルトランスミッションとデフをリアに搭載した前後バランスに優れたレイアウトを持つ２ドアクーペとして登場しました。ポルシェにおいて初の水冷フロントエンジン車であり８０年代へのニューマシンでした！
アウディエンジン＋アウディ工場製ボディー。フロントストラットはＶＷゴルフ、トーションバー、セミ・トレーリングアームはＶＷビートル、等、ＶＷ車から流用。

• ７５年１１月発表。日本では７７年モデルとして発売。６月発表会。販売用は８月１日横浜港上陸。
• 排ガス規制のため100HP。５１年規制クリアとしてはかなり優秀であり速い。Ｃ−９２４(C-9243)

• ９２４（４３８万）、９２４Ｓ（４８８万）

▼１９７７年

• 後半より、ＡＴ車の設定。圧縮比アップ等で115PS化。
• ９２４と高級仕様の９２４Ｓ（前後スタビ、スポーツショック、リアワイパー、アルミ標準）。

• 924 Martini 日本には入りませんでした。

▼１９７８年

• 変更点はマフラーカッターくらい。
• ＰＷ（日本で取り付け）はオプション。ＡＣ無しの場合代わりに電圧計が付く。

• ９２４（４７０万）、９２４Ｓ（５１５万）ＡＴは＋１８万。４０２台販売された。

▼１９７９年

• 日本仕様も５ＭＴになり、この年式だけレーシングパターンのポルシェ自製。
• ＡＣも標準になる。
• 電動リモコンミラーになる。
• サスペンションに改良点多数。
• メーターを始め内装が少し変わる。
• ９２４Ｓはアルミが黒色になる。

• 924S SPECIAL EDITION 発売。ポルシェ輸入２５周年記念３０台限定。ＭＴ：５００万、ＡＴ：５０５万
• カスタムブラウン・メタ（特別色）、コーディネイトインテリア、リムーバブルトップ、ヘッドライトウォッシャー

▼１９８０年

• ９２４ターボ（９３１）日本にも登場。
• ２ＬSOHCエンジンはポルシェ工場製でＫＫＫのターボを装着
• ターボのＭＴがポルシェシンクロのポルシェ製になる。
• シリーズ中ポルシェ工場製エンジン＋ミッションなのは、'80ターボとカレラだけ。
• フロントスカートスリット奥にオイルクーラーも備わる。
• 日本仕様では排ガス規制のため150HPだが、ヨーロッパ仕様では170HPを発揮していた。
• ターボＳは１６インチ鍛造アロイに５５扁平Ｐ７タイヤ、４輪ベンチレーテッドディスクブレーキ。
• ターボはリアがドラムのまま１５インチの仕様。
• ターボ／Ｓの５ＭＴはこの年式だけレーシングパターンのポルシェ自製。圧縮を上げるため１速が低い。
• クラッチも強化され、油圧式ケーブルになった。
• ９２４はＭＴがアウディー製になり、LSDのオプションが可能になる。
• ブレーキサーボ大径化。車重が変わる。
• 給油口にリッドが付く。
• 全パネルに亜鉛鋼板使用。
• ９２４カレラＧＴがル・マンに出場しました。

• ９２４（４９０万）、９２４Ｓ（５２５万）ＡＴは＋５万、924Turbo（６４５万）、924TurboS（７１０万）
• ちなみに９１１は９１１ＳＣ（８９５万）で、924TurboSはかなり９１１に近い高価なマシンでした。

• 924 Sebring 日本には入りませんでした。ＵＳ限定。
• 924 Le Mans 日本仕様？は翌年。

▼１９８１年

• ９２４ターボのタイプが１種類になる。レスポンスアップの為にタービンが小型化される。160HP。
• ターボのミッションもアウディ製になる。
• サイドマーカーがフェンダーアーチ後方に移る。
• ドア内張にPORSCHE文字のエンボス加工が入る。

• ９２４カレラＧＴも４００台市販されました。
• ミツワが輸入した唯一のカレラＧＴは後に個人オーナーに売り渡されています。
• '73-911カレラの再来と言われるほどバランスの取れたマシンです。
• 専用パネル部品などは９３７品番です。
• カレラＧＴＳ、カレラＧＴＲも各５０台発売されました。

• ９２４ル・マン発売。
• アルペンホワイトにLE MANS入りストライプの限定車。
• スポーツシャシー、リムーバブルトップ等標準装備。ＭＴ／ＡＴ各１５台。ＭＴ：５８０万、ＡＴ：５９５万

• 924 Weissach 日本には入りませんでした。ＵＳ限定。

• 物品税：小型／17.5％、普通／30％（暫定22.5％昭56年５月〜）

▼１９８２年

• グローブボックスがポルシェマーク付きの鍵になりました。

▼１９８３年

• ９４４登場。
• ９２４カレラＧＴを思わせるブリスターフェンダーの外観で、ポルシェ製2.5Lエンジン＋アウディ工場製ボディー。
• このエンジンは９２８の片バンクのような造りで、ボアφ100、ストローク78.9mmという巨大な４気筒の振動を２本のバランスシャフトの回転で打ち消す静かなエンジンです。
• 日本／ＵＳＡ仕様は無鉛ガソリン＆三元触媒対応のため、圧縮比が9.5:1に低められて155HP。マニュアルミッションはヨーロッパ仕様より５速が高く、９３１と似たギヤ比。
• ９２４の日本仕様輸入中止。

▼１９８４年

• 日本仕様にリアスポとパワステが付く。８５年初めも同じ仕様でした。
• バンパー下部に補助灯が装備される。

▼１９８５年

• ８５年モデルは西ドイツの工場ストの影響から例年より約半年遅れの春先から発売になりました。ダッシュデザイン、エンジンと大幅に改良されています。俗に９４４後期型、９４４Ｂとも言う。

• ９４４Ｂの改良点
• Ｃｄ値向上のためフロントグラスがルーフと同一面に。
• ホイールデザインがテレホンダイヤルタイプに。
• 電動ラジオアンテナがフロントグラスのガラスアンテナに変更。
• インストロメンタルパネルが９１１的に丸みを持ったデザインになり、センターコンソール部も変更。
• ステアリング位置が上げられ、ハンドルは４本スポークデザインに。
• シートは９１１タイプの電動ハイトアジャスター付きに。
• エンジン関係では、低オクタン対応。
• ＡＣ使用時でも一定に保つアイドルコントロールの取り付け。
• ジェネレーター115A化、スターター小型軽量強化。
• メインベアリング、バルブ、鍛造コンロッド、ピストン形状、オイルポンプ、エアフロ、インジェクションノズル、スロットル、フューエルポンプ等の改良。
• ラジエターの大型化。
• 燃料タンクがプラ製80L化。
• シャシーでは、ターボ同様前後のサスペンションアームがアルミ製になりました。
• アンダーカバー、ワイパーモーター、電動ミラーにも改良が。
• パワーアップではなく信頼性耐久性の改良がポルシェらしいです。
• ただし、車重は1300kgに増加しています。

▼１９８６年

• ９４４ターボ（９５１）登場。
• 外観もバンパーデザインから変わるが、サスやブレーキもしっかり強化され、ミッションにもオプションでオイルクーラーが付くなど各所強化されています。
• これがベストハンドリングマシンと呼ばれたマシンで、この年式だけスクラブ半径が異なっておりフィーリングがよいとのコメント。
• どっかんターボです。この年式のメーターは270km/hスケールでした。

• ９４４のエキゾーストが鋼板製になり軽量化。
• ヨーロッパでは９２４が９４４の無鉛ガス仕様エンジンを搭載して９２４Ｓにモデルチェンジしていました。

▼１９８７年

• 日本にも９２４が復活。
  エンジンは９４４の無鉛ガス仕様と同じ2.5LSOHCになり、ブレーキも４輪ベンチレーテッドディスクになった。名称も９２４Ｓになる。
• 日本仕様はフロントにオーバーフェンダーみたいのが付く、これはＦＲＰ製でプロトタイプはピザ屋の屋根付き三輪バイクを作っていたＭＲＤ社製でした。
• リアのサスペンションアームがアルミ製になりましたがフロントはＯＨ可能な鉄のままでした。

• ９２４Ｓ、９４４共にオイル容量増加とポンプの改良がされてオーバーヒートしにくくなりました。

• ９４４Ｓ登場。ターボとＮＡの間の価格とパワーを埋めるため、ツインカム１６バルブエンジン190HPを搭載した９４４。
  排気側にタイベルが掛けられ、吸気側は真ん中のチェーンで駆動されます。
  シャシーのスペックは９４４と同等で、ブレーキはフローティング、ホイールは7J-15、リアスタビ無し。

• ターボは300Km/hメーターに。エキゾーストがウエストゲート部分分離型になって作業性向上。

• ９４４全車にＡＢＳがオプション設定されると共にホイールオフセットも変更(ET23.3→ET52.3)になりました。
• この年のモデルはターボ以外の各車はリアスタビライザーが無くスポーツショックとのオプション扱いでした。
• アメリカ仕様にはＷエアバッグが装備される。ライト消し忘れアラームなども。

▼１９８８年

• 全モデルで、ステアリング、シフトノブが本革巻きになりました。
• カセットケースが標準装備になりました。
• ウォッシャータンク変更（蓋がネジ式に、ヘッドライトウォッシャー無しは容量縮小）。
• リアスタビも標準装備になりました。
• エンジン出力が全世界共通馬力になりました。マニュアルミッションも全世界共通ギヤ比になりました。

• ９２４Ｓ／９４４はエンジンの圧縮比が10.2:1になって155HPから160HPとアナウンスされていますが、ＦＱＳを調整しないと140HPしか出ません。
• ＭＴのミッションがヨーロッパ仕様に統一され、５速ギヤが低くなりました。
• ９２４Ｓのフロントスタビは20mmから23mmにサイズアップ。リアスタビ全車標準化。

• ９４４ＳはＤＭＥに自己診断機能が付きました？（ツールが'90以降のとは違うらしい）リアスタビ全車標準化。

• ９２４Ｓクラブスポーツ登場。
• ボディーカラーは５速ＭＴ（６２５万円）がブラック、３速ＡＴ（６４０万円）がアルペンホワイトの２色のみです。
• 日本での仕様はスポーツシャシー、スポーツシート、リムーバブルトップ、そして４座でＡＣも付いていました。
• 世界限定１０００台の内、日本への割り当てはＭＴが１２台、ＡＴが８台です。 　
• 他国９８０台には Le Mans 、アメリカの 924SE などの名称で細部が異なります。
• スペイン／ポルトガル用には Spirit という触媒レスで170HPの３０台限定モデルがあるようです。
• 詳しくは924CS。

• ９４４に限定モデルのエクスクルーシブ登場。内装がターボＳのようなチェック柄です。
• ボディーカラーはサテンブラックメタかツェルマットシルバーを選べました。
• １６インチ鍛造アロイ、リムーバブルトップ、リア分割可倒式と豪華装備（７６０万）です。ＡＴのみ３４台です。
• 他国では 944 Celebration と言う名称だったようです。

• 春には９４４ターボＳ発売、ターボカップレースベースの1000台限定車。
• 日本には追加を合わせると約60台。250HP,7J/9J鍛造ホイール。
• イギリスのターボＳはTurbo-SEと呼ばれ、Sport Equipment又は Special Equipment（特別仕様)。
• ミツワの広報が輸入したターボカップカー(BOSS)は後に個人オーナーに販売されています。

• '88のターボ／ターボＳはヘッドライトウォッシャー標準装備です。

• この年の上記以外のモデルは、９２４Ｓ：（５３５万、５５０万）、９４４：（６８４万、６９９万）
  ９４４Ｓ（2.5LDOHCエンジン190HP）：装備が９４４同様の変更で（７５０万）
  ９４４ターボ（2.5LSOHCターボエンジン220HP）300km/hメーター。：（８９０万）
  ９１１カレラクーペ(3.2Lエンジン215HP)：（９９５万）、９１１カレラタルガ、９１１カレラカブリオレ
  ９１１エクスクルーシブ：２５万台目の９１１を記念してクーペとカブリオレを限定販売、友人のはホイールも本革部分もみんな藤色のメタリックでした。
  ９１１ターボクーペ、９１１ターボタルガ、９１１ターボカブリオレ
  ９１１ターボフラットノーズ（２７５０万）
  ９２８Ｓ４(5LDOHC320HP)（１５００万）
  １９９６年の寂しいラインナップとは大違い、やたら限定モデルが多い気もします。

▼１９８９年

• ９４４のSOHCエンジンがストロークそのままでボアがＳ２と同じ104mmにアップされて2681cc-165HPになりました。タイベルカバー内の熱気吸い出しのパイプが廃止されました。
• バンパー下部の補助灯が'83モデルのように無くなる。シャシーはそのまま１５テレフォン。

• クラブスポーツ、エクスクルーシブもカタログモデルになりましたがホイールは１５テレフォンらしいです。
• バンパー下部の補助灯がＣＳとエクスクルーシブだけにはあるようです。

• 右ハンドルもあります。この時代の左ハンドルベースの右ハンドル車としては最高に操作系の配置の良い車です。ただし、ブレーキブースターは左にありロッドでリモコンです。

• ９４４Ｓ２登場。当時雑誌では日本向けの名称がＳのままなのかＳ２になるのかはっきりしていなかったようです。日本には春上陸。
  クーペはリアのエンブレムの文字が"2"だけ一段下がったレイアウトです。カブは一直線。
• Ｓ２はＳからボア(100→104mm)、ストローク(78.9→88mm)に共にアップし1990cc-211HPになりボディーもターボと同じになりました。
• Ｓ２カブリオレも登場する。カブリオレはオープンなのにちゃんと４座の２＋２です。ＭＴのみでした。
  '85年のフランクフルトショー出品の 944 Cabriolet とはリアの造形が異なりルーフを切ってカバー付けた感じです。

• ボア104mmは2.7Lエンジンと同じだがＳ２にはスカート部の短い鍛造ピストンを採用。
• Ｓ２のエンジンはブロック剛性アップがされています。冷却水量減少分オイル冷却を強化しています。空冷オイルクーラー採用。
  取説にある樹脂製オイルパンって何？
• 年度の途中でブレーキキャリパーが凹凸の少ないタイプに、リアワイパーが１本デザインの物に変更されました。

• ターボは過給圧が(0.62→0.7bar)になり前年のターボＳと同じ250HPになります。928S4巨大フロントブレーキ、7J/9J鍛造ホイール、KONI車高調、L.S.D.、MT空冷オイルクーラー、などを標準装備。
• 内装は普通の柄です。分割リアシート。ターボＳと同じ８スピーカーはオプションで選べたようです。
• ＡＢＳ、セキュリティードアロック標準装備。価格も１千万を突破。

• ドア内部にプロテクターバーが入る（M190オプションでかなり前から存在している、特にＵＳは）

• ラインナップは、９４４：ＭＴ左／ＡＴ左、９４４エクスクルーシブ：ＭＴ左／ＡＴ左／ＡＴ右
  ９４４クラブスポーツ：ＭＴ左／ＡＴ左、９４４Ｓ２：ＭＴ左、９４４Ｓ２カブリオレ：ＭＴ左
  ９４４ターボ：ＭＴ左。

• ４月１日より平均で9.6%旧価格から引き下げられ、ポルシェローンの金利が実質7.5%から6.8%に変更されました。
• この時から消費税が導入され、自動車物品税が廃止されたが消費税は暫定税率6％とされ、取得税暫定税率5%も残りました。
• 自動車税は３ナンバー車が２倍の金額だったのを排気量刻みに変更し、この価格帯は引き下げになりました。

▼１９９０年

• ９４４Ｓ２クラブスポーツ登場。
• 素Ｓ２との違いは、外観では'90-951と同じ7.5J/9Jアロイ、リアエンブレム無しと言うことくらい。内装は普通に一体式リアシート。
• 最大の違いはシャシーが'89-951同等であること。928S4巨大フロントブレーキ、KONI車高調、L.S.D.、装備。

• ９４４ターボのリアスポイラーがウイングタイプになりました。
• 7.5J/9Jホイールになるがキャスト製になる。'88と同じような車高調では無いショックが標準になってしまったがブレーキは928S4。
• ドアノブがターボの特徴であるPORSCHEロゴ入りから通常タイプになる。

• Ｓ２はデジタル自己診断システム（ダイアグノーシス）が採用され、ＡＢＳが標準装備される。
  Ｓ２にもセキュリティーシステムが装備されました。

• 全モデルで、室内から光軸上下調整可能になりました。
• リアシートベルトが３点巻き取り式になりました。
• この年式から日本仕様のＤ車にもリアフォグの装着がされました。
• リアウィンドーに貼るディーラーのステッカーが[Mitsuwa Motors]タイプ最終。注：正規代理店は三和以外にもあります。

• ラインナップは、９４４Ｓ２、９４４Ｓ２クラブスポーツ、９４４Ｓ２カブリオレ、９４４ターボ、全車ＭＴと言うことです。

• 10月東西ドイツ再統一。Made in W-Germany 刻印の部品はいつ頃まで使われていたんでしょうね？　

▼１９９１年

• Ｓ２とＳ２カブリオレのみ。クーペのリアスポイラーがウイングタイプになりました。
• 室内灯は戸閉め後数秒後に消える残照式になりました。
• ドアのストライカーが変更になり開閉音が変わりました。
• ＰＥＴで調べるとインマニとＤＭＥの品番が変わっています。
• サスはブッシュのチューンが行われましたとありますが同じみたいです？
• 生産能力減少により日本・米への９４４ターボの輸出が無くなりました。ハンドルは左／右共選べました。
• リアウィンドーに貼るディーラーのステッカーが[MIZWA]タイプに変わりました。
• カブリオレの幌色が黒以外'89/'90とラインナップが変わったようです？

• 日本には入りませんでしたが、９４４ TURBO CABRIOLET がありました。
• 英国には、９４４ＳＥと言うモデルがあり、ハードサスと30mm低い車高と225hpエンジンと言う仕様でＳＥデカールが付いていたようです。

▼１９９２年

• ９６８にモデルチェンジ。
• 生産工場がアウディ・ネッカースウルムからポルシェ・ツッフェンハウゼンに変わり、エンジン・ボデイ両方がポルシェ工場製になる。
• エンジンはＮＡながらも可変バルブで240HP、インテーク側のみディレイしてオーバーラップを可変させます。
• メタル触媒採用。
• クーペ／カブリオレ共にハンドルは左／右選べました。
• 左ハンドルのみエアバックが標準装備（両席）されました。
• ＭＴはゲトラーク製６速、ＡＴはティプトロニックです！
• ９６８ＭＴ車の一部にはクレスト部が凹んだボンネット＆リアエンブレムの書体が角張った仕様も存在します。
• ９６８は、日本市場に置いてゴロの悪い９４４の数字を変えるためのネーミング。

▼１９９３年

• ＬＳＤはトルセンデフのみになりました。
• 水性塗料や新エアコン冷媒採用。
• ＭＴの１，２速の節度感向上。
• Ｔｉｐにキーロック／シフトロック制御が追加されているかも？

• ９６８にＣＳ登場。硬派なクラブスポーツ。
• アメリカのファイアーフォークレースシリーズの経験から誕生。
• ついにバケットシートも装備してリアシートも省き２シータースポーツに！
• 車高も20mm低められ、ボディ同色１７インチカップデザインホイールで差別化。（黒だけは素と同じが標準で同色はＯＰ）
• ステアリングは後にクラブスポーツタイプというレプリカまで出た360mm小径３スポーク（エアバック無し！）採用。
• ＣＳでもＭ０３０スポーツパッケージはオプションでした。
• 車重も1300Kgに軽量化（素1370Kg）。左ハンドルのみ。Ｄ車はエアコン、ＰＷ標準装備。

• ９６８ターボ　春５０〜６０台限定生産されました。
• ターボＳは、ボンネットに２カ所NASAダクト、3LDOHC8Vターボで305HP、1300Kg、8J/10J*18、1740万円。
• ターボＲＳは、レース用モデルなのでロールバーの他消火システムなどが付き、337HP、2230万円。
• ＲＳは日本では購入者がいなかった模様。結局世界で４台らしい（赤、黄、黒、白）。
• シャシー番号もWPOZZZ96*NS8*****なので９６８

▼１９９４年

• １７インチホイールが９９３と同じデザインになりました（１６はそのまま）
• シートも９９３と同じデザインになり、リアシート座面が座布団無しで大型化されました。
• ベンチレーションにエアフィルターが付く。
• エンジンルームの化粧カバーがＣＳのように省略される。マフラーカッターが省略される。
• クレストが平らなタイプから真ん中が盛り上がったタイプになったかも？

• ラインナップは、ＣＳ：ＭＴ左、クーペ：ＭＴ左／ＭＴ右／ＡＴ左／ＡＴ右、カブリオレ：ＭＴ左／ＡＴ左／ＡＴ右。
• ９６８ＣＳは９３、９４年車のみで共に２シーターで、ディーラーで配布されたカタログ内容とは異なりました。
• 実際には２シーターのままでエアコンと、パワーウィンド以外は結構軽量化されていたようです。
• ＣＳでもスポーツパッケージは２５万円のオプションでした。
• ＣＳの'94モデルはドアサッシ周りもボディ同色です。カレラＧＴＲ的ですね。

• 英国では９６８ Ｓｐｏｒｔ と言う２＋２が発売になりました、車重1400kg。

▼１９９５年

• ９６８最終。'94モデルの在庫処分的だったようです。
• '95モデルの広告は出ているのに実車は見たことが無い・・・
• しかし、PET6見るとＡＵＳ向けの'95専用部品としてトランクカーペットが各色存在する。

• ９６８ＣＳ：５９５万、９６８ R/LHD：６９０万（Tip７５５万）、カブリオレ：７９０万（Tip R/LHD：８５５万）

よって９６８まで全て日本のインポーターはミツワでした。

１９９７年　ボクスター(986)発売。
そして９６８ＣＳの後継とも言えるボクスタークーペ(987)の噂も。

１９９８年　ポルシェジャパンがインポーターになりました。正規販売店(PC)はいくつかの会社が運営。

▲　輸入車の場合、年式は前年の秋から来年の年式が発売であったり、並行輸入時期で登録年が違っていたりします。日本では存在しなくても本国では生産している年式もあります。