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ポルシェ924(工事中/仮営業中)

ポルシェ史上最も端正なスタイリング ポルシェ924

HIRO氏の写真から

家具は村内八王子で販売されていた924。
スーパーカーブームの最中、HIRO青年は924の写真も撮っていました。

リトラクタブルヘッドランプ


最初期型のサイドビュー

窓枠がメッキです。
ドアミラーが小型の手動式です。
おそらく反対側の給油口にはカバーが無いはずです。

驚くべき事に鉄ホイール!

歴史と年式別の改良点

924系の全車に渡る特徴は、ミッションを後方に配置したトランスアクスル構造のFRであることです。
ポルシェとしては初のフロントエンジンでしかも初の水冷エンジンでした。80年代に向けた新世代のポルシェだったのです。
当初アウディやVWのパーツをそのまま使用したところも多かったのですが、改良に改良を重ね専用部品が増えます。そしてポスト911たる924ターボを誕生させます。
レーシングバージョン924カレラGTはル・マンにも出場し完走します。
ついに、ポルシェエンジンの944が登場します。さらにベストハンドリングマシンたる944ターボも追加されます。 DOHCエンジンモデルの追加やカブリオレの追加もありました。この頃日本ではバブル景気でポルシェが売れ並行車も増えました。
アメリカの景気後退等からポルシェ社が最悪の経営状態になり、その中でS2は968にモデルチェンジしました。 2シーターの本格的クラブスポーツモデル968CSが日本でも発売されます。しかし、1995年モデルで924系は生産終了になってしまいました。

パンフ [7KB] ユウキが1977年の晴海のスーパーカーショーに行って買ったパンフにもちゃんと載っていました。→(サンスター時ではない)。
924について、雑誌CG誌76年9月号に詳しくテストレポートがあります。
ジャンプ・コミック「サーキットの狼 第9巻」の巻末に924のデータが125PSで出ているがおそらくヨーロッパ仕様でしょう。924は弓月光の初期のコミックにもちょっと出てました。

MOTORMAGAZINE MEDIALOG SUPER CAR 924 スーパーカーブームの名車達

1976年 924登場、今から見るとコンパクトな5ナンバーサイズボディーのFRクーペ。914の後継機種としてアウディ100のエンジンをベースに2LSOHC4気筒125HP化した物をフロントに搭載し、 4速マニュアルトランスミッションとデフをリアに搭載した前後バランスに優れたレイアウトを持つ2ドアクーペとして登場しました。ポルシェにおいて初の水冷フロントエンジン車であり80年代へのニューマシンでした!
アウディエンジン+アウディ工場製ボディー。フロントストラットはVWゴルフ、トーションバー、セミ・トレーリングアームはVWビートル、等、VW車から流用。

足回りなどVWパーツが多用されていますが、基本レイアウトであるプラットフォームは専用設計です。見えないところに一番お金がかかっているのです。

日本では77年モデルとして発売、販売用は8月1日横浜港上陸。排ガス規制のため100HP。51年規制クリアとしてはかなり優秀であり速い。(C−924)

924(438万)、924S(488万)

1977年 後半より、AT車の設定。圧縮比アップ等で115PS化。924と高級仕様の924S(前後スタビ、スポーツショック、リアワイパー、アルミ標準)。

1978年 変更点はマフラーカッターくらい。PW(日本で取り付け)はオプション。AC無しの場合代わりに電圧計が付く。

924(470万)、924S(515万)ATは+18万。402台販売された。

1979年 日本仕様はこの年式だけMTがレーシングパターンの5段になります。ミッションがデフより前方に移り合理的な配置でポルシェシンクロのポルシェ自製ミッションです。
ACも標準になる。電動リモコンミラーになる。サスペンションに改良点多数。メーターを始め内装が少し変わる。924Sはアルミが黒色になる。

924S SPECIAL EDITION 発売。ポルシェ輸入25周年記念30台限定。500万(AT/505万)カスタムブラウン・メタ(特別色)、コーディネイトインテリア、リムーバブルトップ、ヘッドライトウォッシャー

1980年 924ターボ(931)日本にも登場。 924はMTがアウディー製になり、LSDのオプションが可能になる。ブレーキサーボ大径化。車重が変わる。給油口にリッドが付く。全パネルに亜鉛鋼板使用。NAはアウディ製5MTになります。
924カレラGTがル・マンに出場しました。

924(490万)、924S(525万)ATは+5万、924Turbo(645万)、924TurboS(710万)、
ちなみに911は911SC(895万)で、924TurboSはかなり911に近い高価なマシンでした。

1981年 サイドマーカーがフェンダーアーチ後方に移る。

924ル・マン アルペンホワイトにLE MANS入りストライプの限定車。スポーツシャシー、リムーバブルトップ等標準装備。MT/AT各15台。

1982年 グローブボックスがポルシェマーク付きの鍵になる。

1983年 944登場。これにより日本仕様の924が消滅。本国などでは'85モデルまで販売し、944エンジンの924Sに進化します。

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