日曜整備工具 |
更に詳しくはそれぞれのページへ。下記リスト以外の工具と締め付けトルクデータもあります。
簡単な交換整備と工具 | |||||
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外す部品 | 使用工具 | サイズ | トルク | コメント | |
エンジンオイル | ドレンプラグ | ソケットレンチ | 15mm | 50Nm | ガスケットは2回で新品に |
オイルフィルター | オイルフィルター | フィルターレンチ エクステンション | カップ型74mm | 20Nm | こぼさないように養生 |
デフオイル | ドレン・フィラー | ヘックス エクステンション | 17mm(944) 10mm(968MT) 8mm(968Tip) | 25-30 | オイルシリンジ (オイルサクションガン) |
ラジエター冷却水 | ドレンプラグ | コインドライバー | + | エンジン側省略(20Nm) | |
冷却水エア抜き | ブリーダースクリュー | メガネレンチ | 12mm | 12+3 | 外さず緩めるだけ |
エアフィルター | フィルターBOX(944) | 長いドライバー | + 2番 200mm | ||
エアフィルター | フロントパネル (944S2) | ソケットレンチ エクステンション ドライバー | 10mm,8mm + | ユニバーサルジョイント もあると便利 | |
ホイール | ホイールナット | クロスレンチ | 19mm | 130Nm | 足回りのページ参照 |
バッテリー | 端子のナット | スパナ | 13mm | マイナスを先に外す | |
バッテリー | 固定台座のナット | 車載工具 | 17mm | ||
スパークプラグ | スパークプラグ | 車載工具 | 21mm | 25-30 | 社外品ならSPソケット20.8mm |
ステアリング(除968) | ナット | ソケットレンチ エクステンション | 24mm | 45Nm | 外さず緩めておいて引っ張る |
シート(944A,924S) | 六角ボルトM6×20 | 細いソケット | 10mm | ||
シート(944B以降) | 低頭六角穴付ボルトM8×20 | ボールポイント六角棒レンチ | 6mm | ||
マフラー | ボルト&ロックナット | メガネ | 13mm | 30Nm | 951はM8の他にM10ボルトも使用 |
* トルク管理にはプリセット型トルクレンチを使うことも出来ます。計測機器です。
* 締め付けや緩める作業には、ラチェットやスピナーハンドルやクロスレンチを使います。
従来系換算 1N・m≒0.102kgf・m
ここではハンドツール(手工具)の範囲で紹介しています。
ちなみに [ SST ] と言うのは専用工具のことです。レンチとはボルトとかを回す工具を指します。
オイル交換の工具 |
駐車場でエンジンオイル交換をしているところです。スロープが便利。
10cm角の角材を加工したスロープに乗り上げてフロントを浮かしています。
こうすれば、楽にオイル交換や整備が出来ちゃいます。
更に、オイル排出のためにジャッキで左側をわずかに上げています。
注意:924以外はアングル角に注意。車高が低いとかフロントアンダースポイラー付けたりしてると無理です。
下に潜る作業にはリジットラック(馬)を正しい場所に使いましょう。
M030車は油圧フロアジャッキのアームの先に付く皿を外して使うと便利です。
リアを上げる時にデフにジャッキをかけてはいけません。
私はリフトのアームをかけるジャッキポイントを使いました。
オイルフィルターを交換している画像です。
カップ型オイルフィルタレンチ74mm(14角 3/8or24mm) KTC AVSA-074 2003年定価2490円
画像は、オイルフィルターOC142の頭に、カップ型フィルタレンチを被せて作業しているところです。
スピナハンドルと差込角が違うので変換アダプター(3/8"M x 1/2"F)を介しています。
エクステンションバーで延長してラチェットハンドル、又はT型ハンドルでも良いです。
ヘッドライトを上げ、センターコードを外して作業しています。フィルターにはオイルが貯まっていてこぼれます(フィルターに穴を開ける方法もあります)。
このスピンナハンドルはお勧めです!
ラチェットでは回らなかったボルトも回る、ホントに助かります。
ハンドル部がローレット加工になっているだけではなく、穴が空いています、そう、棒を突っ込んでT型ハンドルとして使えるのです。
シャフトは楕円断面で長さは3タイプありますが、一番長い450mmがベストです。差し込み角は1/2(12.7sq)です。
ko-ken
スピナハンドル(1/2)ko-ken 4768N-450 2003年定価4920円
オイルパンドレンボルトを外すのに固い場合もスピナハンドルは便利です。ただし柄が長いので動かせる範囲が狭いのでこの場合15mmのコマは12角が便利。
ミッション(&デフ)オイル交換(944)
ドレンより先にフィラーを外してみます。'88-'91年式MT車はマフラー太鼓が大きくなり、エクステンションで股がないと工具が使えなくなりました。
ドレン側は短いヘックスのソケットを使います。ko-kenからドレンプラグ用ヘックスビットソケット(3012M-25)17mm(8/3)が販売されています。
自分は普通のヘックスビットソケットを買ってしまっていたので短く切断して使っています(穴は浅い)
オイルを入れるのにヘア・シャンプーのポンプボトルを使ってみましたが疲れました(笑
アストロプロダクツで、オイルサクションガン(500cc)がたった1,150円なので買って使ってみた、全然楽。
左の画像は工場での作業なので別物です。
使ったこと無いけど、オイルがこぼれて出来たコンクリート床のシミ清掃には「苛性ソーダ」がいいらしい。
944S2エアフィルター交換 |
944S2のエアクリはフロントノーズパネルの下にあります。
ノーズパネルを外すには写真のように工具も色々使います。
詳しくは ボディー編をご覧下さい。
ソケットレンチ |
ソケット(ボックス、ラチェット)にはそれを回す工具の差し込み角(四角)があります。
1/2(12.7sq)、3/8(9.5sq)、1/4(6.35sq)
よくホームセンター等で売っているセットは差し込み角3/8(9.5sq)のセットが大多数です。
工具セットだとよく使う15mmのコマが入っていません。絶対使わない16mmのコマを捨てて代わりに買いましょう!
トルクレンチで130Nm以上セットできる物は差し込み角が1/2(12.7sq)である事が多いと思います。
そう考えると、ホイールラグナット用には差し込み角が1/2(12.7sq)が良いでしょう。
差込角が異なるコマを使う場合、変換アダプターも売っています。
ソケットレンチのソケット(コマ)の画像です。左手前から順に、
奥から順に、
カー用品店やホームセンターの安物買ってボルトをなめたりする前に下記工具店などへ行ってみましょう。セットもかなり安いですよ。
スパナ も基本です。余裕が有れば。固く締まったボルトを緩める場合、スパナは握らずパーで手のひらで押します。
純正車載工具 |
上段のホイールレンチは非常用ですね。
19mm側がホイールラグナット回しで、17mm側がスペアタイヤ固定ボルト回し(924Sは蝶ねじタイプなので使いませんが)。
17mm側は、バッテリー固定ナットを回すのにも使えます。
普段はクロスレンチとかが便利です。トルク管理したい方はトルクレンチも。
下段がスパークプラグを回す、スパークプラグレンチです。
純正車載工具(KLEIN)がフレキシブルで使い易くお勧めです。
カー用品やソケット工具を買う必要ありません。
工具は21mmとなっています。落下防止用ゴム内蔵。
タイヤ交換 |
924/944はホイール交換で車載ジャッキを使う場合、片側の中心付近のマーク位置に入れます。
そうすると片側の前後輪が同時に上がります。968やカブリオレは別?
2柱リフトなどでは前後にあるジャッキポイントになります。とにかくデフで上げてはいけません。
写真は油圧ガレージジャッキ(フロアジャッキ)です。
M030車は、持ち上がる部分に付いているサドル(黒い皿)を外して使います。厚くないゴムを当てても良いかも。
電工ペンチ |
ちょっとした配線作業に使います。が、
セットで980円とかのだとちゃんとカシメが出来ません!安物は駄目です。
画像はロブテックスFK−1でカシメた見本です。
こういう風に内側に綺麗にカールしないと駄目です。電線も被膜部も。
雑誌の品評だとエーモンのE2も使えるそうです。
サーキットテスターや験電ランプもあると便利です。
センサーやスイッチの抵抗値を点検するのならデジタル式がお勧め。
秋葉原のDIY系の店では接点復活材スプレーも売っていてケミカルも旧車には良いかも。
アーシングの様に太い電線をカシメる場合は圧着端子も工具も違うものを使います。
アーシングのページをご覧下さい。
もう少し |
車載工具、ラチェットのセット、15mmコマ、スピンナハンドル、ヘックス、12mm、13mmのメガネ(orコンビorスパナ)、ドライバー、
車高短用フロアジャッキ、馬、車止め、オイルジョッキ、フィルタ−レンチ、作業灯、検電テスター、空気圧ゲージ
あると便利
ディスクグラインダー 金属を切ったり削ったり
これがあるとちょっとした改造や解体廃棄に活躍します。
電気ドリルも改造には便利。
バイスプライヤー 挟んだまま固定したり回したり
(別名:手バイス/ロッキングプライヤー/バイスグリップ)は何かあった時役に立つ。
ノギス スタビの太さとか0.1mm単位で計れる
ステアリングを抜くのに硬い場合、ギアプーラーみたいなのがあると便利かも(爪が掛からないかな?)。
もうちょっと重整備も
ステアリングナックルからタイロッドエンドを外す際はタイロッドエンドプーラーを使います。
これでステアリングナックルからAアームを外す時にはシム代わりにM6位のナットを入れて押し出しては入れてを繰り返しました。
普通のではなく、先端にも別パーツで押す部品があるプーラーを見付けられればその方が楽。
ショック交換、リアは簡単だがフロントはサスを外すのでスプリングコンプレッサー等が必要です。
ブレーキホースを交換する場合は、フレアナットレンチを使います。ブレンボの4ポッドは11mmの工具を使います。
ブレーキフルードを交換するだけならば、通常のメガネでも可能。
タイベルのテンションを測る専用ゲージ(画像はしるばさんから借りました)
ドライブシャフト(CVジョイント)のボルトは変形穴なので工具はトリプルスクエア(三重四角)を使います。
同じような12ポイント(角が12箇所)でも、トリプルスクエア(三重四角)は角が90度、ダブルヘックス(二重六角)は角が120度。
なので、トリプルスクエアに六角レンチを刺してはいけません。
リアハッチのキャッチピンの土台はトリプルスクエアのM6。
ケミカル
錆落とし関係は水と空のナローのページを見て欲しいです。
グリスは樹脂パーツやゴム部品を侵します。シリコングリスなら侵しません。
入手しやすいのだと呉工業のシリコングリースメイト(スプレー式約千円)ですか。
万能グリス代わりに耐熱グリス(WAKO'Sスレッドコンパウンド、コパスリップ、ネバーシーズなど)を
マフラーのボルトに焼き付け防止兼弛み留めとして、ブレーキパッドの躍動部にと使い回している方もおります。
WAKO'Sケミカルやホルツのは色々便利かも(自分は滅多に使わないのでほとんど持っていませんが)
スプレー缶ノズルボタンは互換性あり
「パーツ&ブレーキクリーナー」のすぐ外れてしまうノズルボタンを外し、殺虫スプレー缶のトリガータイプを移植してみました。
カパッとはまりました。トリガータイプなので長時間作業でも楽っぽいです。
塗装じゃないから粒子や噴射圧力まで気にする必要ないし、これは使えます。
スプレー缶は、アジア製に互換性があるので、一部を除いてノズルボタンを交換できます。アメリカ製は駄目です。
同じように、延長ノズルを無くした時も、ノズルボタンごと殺虫剤とかのと交換する方法が使えそうです。
写真のゴキブリ用のは、延長ノズルをネジ式で取り付けるタイプなので信頼性が格段に高いですよ。
パーツクレーナー、ブレーキクリーナーのスプレーは、自動車用品店よりも、ホームセンターの方が格段に安いです。
重整備にはエルさんのサイトを参考に。
工具屋さん |
最近は工具専門のチェーン店も多く、気軽に自動車整備工具を購入できます。通販してるとこもあります。
行ったことのある2店をとりあえず紹介。ファクトリーギア、アストロプロダクツ