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Aアーム強化改造

ポルシェ専門工場メッツスピードさんで作業 

2006年01月29日

去年右のロアアーム(Aアーム)のボールジョイントがガタガタになって右のロアアームを交換していましたが、 左側もガタガタになってしまったので修理する事にしました。ボールを押さえている樹脂製ブッシュが割れちゃったのでしょう。

では交換というところなのですが、純正部品ではアームとジョイントは一体のパーツで高価です。40万円コースいや、M030だから50万するかも???

で、アメリカお得意のリビルトキットで修理するわけですが、M030なんですからここは強化型で改造しちゃおうと、金属ブッシュのキットでお願いしました。

メッツスピードHPへ 場所は東京都西多摩郡

Aアーム改造、ハブベアリング交換、シフトノブ交換、を、1日で完了、しかし、帰れない事態に・・・


これがリビルトのキットです

左が樹脂製のブッシュを使ったキット。

右が金属のブッシュを使ったキット。部品点数が多い。

この工場ではサルトル号がアイドラーズの12時間耐久レース参加のために改造したのが1号機です。
樹脂製ブッシュのリビルトキットのが前回のレースで壊れてしまったので金属製を入れてみたのですが今度は大丈夫でした。
金属同士にしても打音は無いそうなので入れる事にしました。弐号機になるわけですがストリート用ではこの工場初のお客に。

リビルト出来るアーム

全てのアームがリビルトできるわけではありません。
現行部品のアームはジョイント部の底がお椀の蓋でカシメられていて駄目です。
可能なのは944新車時装着の底が凹んでいるタイプです。
それと、ガタが出てそのまま走ってしまったのは本体が削れてしまってブッシュが付きません。

私のはリビルト可能でした。
サンドブラストをかけて綺麗になったアーム。

ちなみに、M030はアーム鋳物そのものは素944と同じですが、前側支持軸のブッシュも強化型になっていて円盤に掘られた部品番号でも見分けが付きます。 末尾が.31になっています。
ブラストかけてシャシーブラックが落ちてわかりましたが緑色でマークが片側2カ所ずつ塗ってあるんです。M030の証でしょうか。

分解

ボールジョイントは樹脂ブッシュとスプリングと底の蓋から出来ています。
裏側を押している間にCクリップを外して分解します。
部品は下側(裏側)から入れてあるのです。

砕けた樹脂ブッシュ

分解したボールジョイントの樹脂製ブッシュは割れて粉々でした。

真鍮色のが金属製のブッシュです。

金属製のブッシュ

裏側から入れます。

摺り合わせ

樹脂製ブッシュと違って今度は金属同士になります。
ですから念入りに摺り合わせを行います。
ダミーの専用工具に研磨剤?付けて摺り合わせです。

何十本ものアームを整備した専門工場だけあって効率が良いですね。
ノウハウもあるのでしょうけど、それよりも専用治具を作ってあるってのが大きい。

金属同士と言う事は、レース用部品みたいになるので打音や異音が出やすくなります。摺り合わせは重要です。

裏側には

裏蓋にはグリスニップルが付いています。
グリース補充が出来るみたいです。
二液製接着剤(エポキシ?)で固めます。で、固まるまで一旦休憩。

去年交換して付けていた右アームは仲間に返却。右は保管してた自車のを改造ベースにしました。
左右両側共に元々自車のであるM030アームになりました。
前側支持軸のウレタンブッシュもアメリカ通販で売ってるけど、崩れていないので今回はM030強化ゴムのまま。

ブーツを装着

表側はシリコングリスを詰めてブーツでカバー。
純正とは違う形。

この後組み付けて完了です。

ちなみに金額は、この改造の分だけだと約7万7千円でした。樹脂製ブッシュのキットと1万円程度しか変わりません。


後ろ側支持軸のマウントブッシュ

上が新車時のM030、下が968から改良された現行部品

今回の改造では交換していませんが、やるかも。
タイヤを新品にした時までアライメントはやめておこう。
その前に売ってしまうかもだしね。

  

ハブベアリング交換 

スプリング式に交換したクラッチも音が出るのですがベアリングっぽい音も最近し出したので点検。
リアはノンスリが入ってるのでわかりにくいけどガタもないし大丈夫っぽい。
右のフロントがブレーキパッド以外に音が出ていました。
開けてみるとガタとか傷は無いのですがベアリングが錆びていました。

ついでなので、ハブベアリングも交換しちゃいました。


ハブベアリング交換

これがM030のステアリングナックル(スピンドルの付いている固まり)です。
去年の11月に調べたステアリングナックルの値段は左右で65万6千円だそうです。
巨大な928S4のキャリパー。

外したブレーキディスク

これも928S4と同じ。巨大で分厚い。まるで924Sのがソリッドのようだ。
冷却フィンの回転方向があるので左右がある。

968CSみたいな穴あきにしたいな。
(自分の924CSは穴あきに交換してあるし)

錆びたベアリング

水が入っちゃったんでしょうか?
モリブデングリースがサーキット走行で沸騰したとか?

錆びているのがベアリング。
後ろの新品はベアリングとレースのセットとシールとキャップ。

レースの取り外し交換

ベアリングは、インナーベアリングとアウターベアリングとシールで構成されています。
それぞれのテーパーベアリングにはレースという輪っかと組になっています。

写真はハブをバーナーで熱して中のレースを外しているところです。

  

シフトノブ交換 

革を張り替えたリンク品と交換(ぼろいの下取り)です。


シフトノブ交換

革を張り替えたリンク品と交換(ぼろいの下取り)しました。

左の革をむりやりノブに被せると右のようになる不思議。
シフトパターンの円盤は元のを移植。
マイナスドライバーのようなので引っこ抜くが難しい。

  

帰れない・・・ 

この後、作業終了で試運転へ出かけたがなかなか帰ってこない。
トヨタマークUに牽引されて戻ってきた。

エンジンが止まってしまったのだ。燃料ポンプが異物を噛んで止まったのか?

この日は、けんつーさん、のいえさん、ひささんも来てオフ会になりました。
けんつーさんに駅まで送ってもらいました。
オフ会へ


2月 引き取り 運転

フューエルポンプを交換し復活。旧つくつく号の6万キロ後半の中古を使用。
原因は寿命ではないかと。
ガタが出だしてある時噛んで止まるらしい。
924だと音が出だすと聞こえるのですが、951/944B以降はゴムで包まれてカバーの中に格納されているので異音が出てきても聞こえないのかも。
10万kmからは要注意項目の一つ。
こういう構造なので叩いて一時的に動かす出先での対処法も使えなさそう。

金属ブッシュのAアームは慣らしが必要です。
と言うか、はじめは馴染んでいないので重い。切ったら切れたままで戻らない状態。だんだん軽くなるそうです。
今は妙だが、やはり効果は大きい。信頼感がかなり増した。エンジンまで良くなった気がするほどだ。


オルタブラシ交換