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イオタ・ウィング製作

私の924CSのラジエタールーバーは銀色に塗装してあります、実は元になったモデルがあるのです。
フェラーリ512BBを見ていたらボンネットの廃熱ルーバーがここだけ銀色でアクセントになっているのに目がとまり、
924もルーバーが付いていたなと思って塗装したのです。

スーパーカーショー見に行った私ですから変な思い入れや憧れがあるんです。

スポーツカーにはウイングがあるのが格好いい。

924ターボSも購入後リアスポ付きの純正ハッチガラスを高かったけど買って交換しました。

デザインにマッチするのは純正だと思うのですが、ちょっと改造したくなって・・・
スーパーカー的なウィングは、カウンタックLP500S、サーキットの狼のヨーロッパの後付、
そしてランボルギーニ・イオタSVR!!

そう、イオタのようなルーフウイングを944に付けたいんですよ!

じゃ、作っちゃおう!  どれすあーっぷ!


944SVR

本物のイオタSVRはルーフエンドと言うよりリアのルーバー一段目の上にステーで載っています。
944の場合、イオタとはヒンジが逆で開閉も逆になりますし、ガラスの上は良くないでしょう。
そこでルーフエンドにリアハッチが開いても干渉しないようにしつつスポイラーをボディー側に装着する事にしました。

インプレッサ WRX STI とかにはルーフエンドで整流してリアスポに風を送る「ルーフベーン」が装着されています。
クーペやセダンのような形状でリアエンドにスポイラーがある車種はルーフエンドから下向きに整流した方が良いのかも知れません。
そのように装着するにはリアハッチのフレームにスポイラーを付ける必要があります。しかしそれではガタが増えそうでイヤなんです。
それに何より格好悪い。やはりイオタタイプでしょう。
ダウンフォースが増えるのか減るのかわかりませんがっイオタタイプでやりますよ!

2005年08月14日 R14

空想理論・趣旨

フロントリップを付ければいいのですが、付けない場合、
リアだけダウンフォースを増やすと後輪を軸にシーソーのようにフロントがリフト。

後輪車軸にダウンフォースを与えつつフロントをリフトさせない、やはりイオタウイングか!
しかし問題が、ここでルーフを流れてきた空気を羽に当てるとリアウイングに風が当たらなくなる。
そのバランスが問題だな。あと、乱流も。

ここは調整できるよう高さを低めに設計し、
後からイオタウイングを立てたり高くしたり出来るようにしよう。
そんなわけで、羽の取り付け面はルーフからわずか2cm程度、気持ち後ろ下がりで設計する事にしました!

製作・取り付け

ギミック優先のステー設計

Cピラーには謎のM8ボルトが2本ずつあります。これを利用します。ボディー側の加工は一切無しです!!!
Cピラーにステーを付けるのはよいのですが、これを利用しつつハッチを開閉できるようにするのが至難の業。
今まで誰もやらなかったのは出来ないからだったのかも。

その気 やる気 気合い十分!

何回も試作を繰り返してついに神業的なステーが出来上がりました!
ステーはCAD図面を製作してもらい、工場でレーザーカット、ベンダーで曲げ加工製作した完璧な作り。
本格的な手順で作ったので想像以上にコストがかかってしまった。

中古の汎用GTスポイラーは安い

羽の素材に中古の汎用GTウィングをヤフオクで落札しました。二段式アルミ製です。長さ1300mmです。相場は約5千円。安くなったもんだ。
中古故、羽上面は艶が落ち、雨水でアルミが腐食してステンボルトが固着、分解時にねじ切ってしまいました。
でも、形状、長さ共にぴったしで良かったです(色々タイプがある)。

ステー装着はまず、ハッチを開けてCピラーのネジを5mmだったかのヘックスで外します。ハッチの中側から工具を刺すと良いかも。
ネジにはゴム製のガスケットが付いているのでこれを車体側に残してステーを載せて締め付けます。477.899.101.A
Cピラーはわずかに曲面なので、純正ではなく他のガスケットを挟んだ方がよいのかもしれません。

汎用GT羽の固定

2005年08月13日
私の購入したアルミ製の汎用GTウィングはこのような中空構造です。
二段のを分解し、太い方の羽だけ装着しました。

固定にはまず羽の下面にバカ穴を開けます。
6mm厚のアルミ製ピースにタップを立てた穴を作ります。
そしてこのようにピースを中に入れてサンドイッチする形で固定します。
ボルトは六角のステンレスで下から入れます。M6使用。(ナベとかキャップとかは工具が入りませんから駄目です)
左右ステーのネジ穴の間隔は車側の個体差にも寄るけど試作壱型一番前の穴中心間で1144mmでした。

翼端板はとりあえず元のを逆さにして装着。一枚羽のじゃないので長さが余ってしまいました。

一昔前の国産車と違って924系はルーフもハッチもわずかに丸みを帯びているのでGTウィング付けるなら3Dカーボン製の方が似合いそうです。
緩いカーブの3Dもあるので、そういうのがマッチするかも。ただ、取り付け部を工夫しないと。
個人で取り付けられなければ板金屋などへ持ち込めばやってくれるでしょう。

まるでロールバーのごとく強固に固定されました。びくともしません。

デモカーFISCOで試運転

S2CSはサスも硬いいのですが前後バランスもダウンフォースもほとんど変わりませんでした。
トップスピードも同じでしたから抵抗も少なかったようです。
ダウンフォースも抵抗も出ないように設計したので成功です。ビビリもありません。
風切り音は運転席に近い事もあり100km/h当たりで聞こえます。140km/h以上だとAピラーとか別の音で目立たなくなります。

一般道にて>リアウインドーの雨粒の流れ方が変わったかも。弱くなったようです。
人柱を数台作ってデータ収集しないとわかりませんが、少し嵩上げして羽を装着した方が良いみたいです。

ちなみに、本物イオタもそうですがこのウィングは前から見るより後ろから見る方が格好いいです。

ポルシェ専用イオタSVRタイプウイング製作ステー

参考写真

↓ GTウィング(二段を一段にして使用)

↓ 3Dカーボン風GTウィング(前後反転で載せただけ)

今は再びストレートタイプに戻しています。
せっかくの中空構造だから中にLEDユニットを組み込みハイマウントストップランプにしたい。


走行会準備